2018.12.19
人間関係を変えて
売上を上げる方法 Vol.1048
チームビルディングで
人間関係を変えて売上を上げる!
組織づくりコンサルタントの
初瀬川です。
他者からの指摘・・・・
素直に受け入れることができますか?
今日はそんな話です。
ここ最近
就業規則の変更依頼を
多く受けています。
時代の流れですかね・・・・・
そんな中で
賃金規程の作成変更する過程で
賃金の計算をすることが
何かと多いのですが、
今日
部下から
指摘を受けました。
先生が計算した
この資料ですが、
なんでこうなるんですか?
ここは
おかしいと思います。
なんで?
私は規程に
基づいた計算をして
整合性を合わせたから
間違っていないはずだけど・・・・
こんな感じの
やり取りをしばらく
お互いがヒートアップしながら
繰り返していました。
で
結局どうなったかというと
私のほうが
認識違いをしてました
よくよく考えてみると
スタッフさんが言ってることのほうが
つじつまが合うかな・・・・
と
話し合いの中で
考えを深めていくことで
気づくことができました。
私が計算したときは
先方も急いでいたこともあって
かなりの短時間で計算した資料でした。
いうなれば
今までの経験則と判断で
培ったもので計算したものです。
でも
よく考えてみると
間違いが見つかったわけです。
仕事の中で
こういうことって
よくありませんか?
さっきは
とっさの判断で○○といったけど、
よく考えてみると××だわ・・・・
こんな感じ。
人はよく判断を間違えます。
このことは
行動経済学でも
証明されています。
以前、
なぜこんなことが起きるのか?
このことについて
書いた記事です。
↓
人は
物事を考える時に
とっさに直感で判断する
システム1
と
ゆっくり
論理的に考える
システム2
この二つの思考
パターンを使います。
今回は
まさにこのいい例です。
最初は
直観で判断する
システム1により物事を判断し、
その後に
部下の指摘により
システム2を使い、冷静に判断しました。
システム1は
高速で、自動的に動きます。
システム2は
低速で、意識することで動きます。
システム1の思考を使っている時は
直観で無意識に使っているので
考えているという実感もなく、楽です。
反対に
システム2は意識して思考を使うので、
当然疲れます。
学習し、経験値が上がり続ければ
その思考はシステム2から
システム1へ移行します。
それは
システム2を使うことは
大変だし、疲れるからです。
だから
システム1により
直観で自動的に判断できるように
人の思考は作られていきます。
システム1が8割、
システム2が2割と
いったところでしょうか。
生きていく中で
瞬時に判断しないといけない場面は
山ほどあるわけだから
システム1、つまり直観は必要です。
ただ・・・・・
システム1は、自分が学習した内容や
経験によって増えていきます。
それは
自分の持っている情報に
基づいてきわめて合理的な
意思決定を行っている
とも
言い換えることができます。
これを
限定合理性といいます。
つまり
システム1は
限定合理性によって
生み出されているから
瞬時におこなった判断が
よくよく考えてみると
間違っている・・・・・
ということは
あり得るわけです。
だけど・・・・・
人は
他人から指摘されると
ムッときます。
それが
上司部下の関係であれば
なおさらです。
部下から指摘されれば
腹がたつでしょう。
立場の違いから
部下の意見を強引に
ねじ伏せてしまうかもしれません。
でも、
自分の瞬間的な判断が
必ずしも合っているとも
限らないわけです。
部下は
システム2を使い、
意識しながら考えているから
上司がシステム1で
瞬時に判断したことで
抜け落ちている部分に
気づくことだってあり得るわけです。
何を言いたいかというと
自分の判断が
必ずしも合っているとは限らない
例え、
それが人よりも学んでいて
経験していることだとしても
直観で判断したものは
あくまで
自分の中にある限定的な情報により
行われている。
だからこそ
人の意見に耳を貸し、
深く考えることも必要だということです。
自分の直観は
システム1により
自分の中の限定的な情報により
生み出されている・・・・・
このことを
常に意識できるようになれば・・・・
他人の話を
素直に受け入れることができる。
言葉を変えると・・・・
常に謙虚な姿勢でいれる。
偉くなっても
常に謙虚な人って
頭の中で
今回のように考えているのかも
しれませんね。
ご参考までに
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