Vol.１５５１

 

 

社会保険労務士の初瀬川です。

 

 

前回のブログで

フィードバックの話を書きました。

 

 

「ズレ」があるから思い通り成長できないんです！

 

 

フィードバックという言葉は

よく使われている言葉ですが、

本当の意味を知って使っている人は

少ないんじゃないかな～と思います。

 

 

前回のブログにも書いたように

 

 

フィードバックとは

 

本人の状態を

他者から見たその人の状態との

「ズレ」を伝えてあげること。

 

そして

「ズレ」に気づいた本人が

自分自身で意識や行動を変えていくこと

 

 

これがフィードバックです。

 

 

 

でも

仕事の現場で行われているフィードバックとは、

 

 

 

 

 

といった感じが多いです。

 

 

 

これは

フィードバックではなくて

「アドバイス」です。

 

 

やり方等を教えるのが「アドバイス」です。

 

 

仕事を覚えてもらうためには

最初はやり方を教えるアドバイスが必要になります。

 

 

 

ただ

ず～っとアドバイスだと

部下は言われたことだけをやる人に

育ってしまいます。

 

 

 

それだと

今の時代に求められている

自立型の人材には育ってくれません。

 

 

 

だけど

フィードバックを行うことができれば

フィードバックされた側は

自ら行った行動を振り返り、

新たな行動を考え動いていくことができるので

自然と「自立型人材」へと

成長するようになっていきます。

 

 

 

なので

部下を持つ上司が身につける

管理職のスキルとして

「フィードバック」は

欠かせないスキルです。

 

 

ただ

フィードバックって難しんです。

 

 

私も今でさえ

こんなことを書いていますが、

フィードバックを学んだときは

アドバイスとフィードバックの違いが

イマイチわかりませんでした。

 

 

 

例えば

身近にあるフィードバックとしては

ネットで買い物をする時に

だいたいみんなが見るであろう場所があります。

 

 

 

その場所って

どこだと思いますか？

 

 

 

レビューです。

 

 

 

その商品を買った人たちが

実際に使ってみてどうだったのか？

 

 

これを

書き込んだものがレビューです。

 

 

もちろんレビューは

その人の目線で見たもの、感じたことを

書き込んでいますので、

良いという書きこみもあれば

悪いという書きこみもあります。

 

 

ただ

どちらのレビューも

実際に商品を使ってみての感想なので

嘘ではありません。

 

 

あくまで

その人の主観です。

 

 

でも

私達はそのレビューを見ながら

その商品を買うかどうか？判断します。

 

 

自分のリソース(予算や目的)と見比べながら

最終的に買うか買わないかと決めて

行動を起こします。

 

 

 

フィードバックって

こんなイメージを持ってもらえると

分かりやすいと思います。

 

 

上司(他者)の目線から見た

あなた(部下)の姿を主観的や客観的に伝える。

 

 

その話を聞いた部下が

自分の現状の状態を把握する。

 

 

その後

これからどうしていくのか？を

上司が問いかけながら

部下の考えを引き出す。

 

 

そして

最後に部下が決めた行動を後押しする。

 

 

 

これがフィードバックです。

 

 

 

簡単に書いたつもりでも

難しくなってしまったかもしれませんね

 

 

 

フィードバックについては

様々な書籍もでているので

部下を持つ上司の人はぜひ一度

勉強してみてください。

 

 

 

ちなみに

私のおすすめの書籍はこれです。

 

 

 

フィードバック入門

 

 

 

実践！フィードバック

 

 

 

 

どちらも

中原　淳氏著

 

 

 

この2冊は

フィードバックについて

詳しくやさしく書かれています。

 

 

 

ご参考までに