2020.04.05
100年続く会社づくりに
挑戦し続ける方法
Vol.1448
チームビルディング×人事制度×経営数字の
「3つの仕組み」で100年続く
企業創りに挑戦し続ける!
炎の組織づくりコンサルタントの初瀬川です。
構造に手を加えられるか?
今日はそんな話です。
福井県でも
コロナ感染者が増えてきました。
人口に対する感染率の推移では
全国でもトップクラスにはいってしまいました。
たった半月前は
こんな状況になろうなんて
誰も思わなかった。
本当にあっという間です。
未曽有の状況って
こういう状況を言うんでしょうね・・・・
政府も
いろいろな対策をうってきていますが、
やっぱりもっと抜本的な対策をしてほしいと感じます。
例えば
無担保無利子の借り入れ
雇用調整助成金の活用
といった
手元のキャッシュを浮かす措置は
あるのはあるんですが
どれも問題はあります。
借り入れは
借りたら返さないといけないわけです。
この先が見えない状況で
お金を借りるというのは
よくよく考えると一時的な延命措置を
しているだけにとどまってしまいます。
本当は
その延命をしているときに
売上を確保する対策を生んでいくのが
借り入れの正しい使い方です。
その売上確保の対策が
世の中の状況的に見えないというのは
事業者としては本当に怖いんです。
雇用調整助成金もそうです。
売上が下がった時に
人件費を少しでもカットするための
助成金が雇用調整助成金です。
確かに給料面は
カバーされるでしょう。
だけど
人件費には法定福利費も
含まれています。
法定福利費とは
社会保険料です。
事業者にとっては
この社会保険料の支出が
本当に大きいものになっています。
雇用調整助成金で
人件費はカットできても
社会保険料はそのままなんですよ。
そして税金!
税金にもなんの減税対策もなされていない。
この状態では
いくら借り入れしても
すぐお金は底をつきます。
企業のお金が
底をついたら倒産です。
企業が倒産したら
国の税収も減ります。
つまり税金や社会保険料も
回収できなくなってしまいます。
倒産により失業者も増えます。
と
なってくると
国も税収が減って困るし、
お金で困る人達がどんどん増えるという
最悪の構造になってしまう・・・・
これは仮説ですけど
少なからず見通せる未来です。
「出来事」レベルで対処すると
こうなってしまうんです。
このブログでも
ちょくちょく書いている
システム思考の「氷山モデル」の話です。
システム思考とは?
多様な視点から全体を理解し、
要素の関係や組み合わせから
問題解決を考える方法のことです。
その中でも氷山モデルという考え方があります。
出来事
↓
パターン
↓
構造
↓
メンタルモデル
これが
氷山モデルのイメージです。
氷山モデルの話は
このブログを読んでもらえると
よくわかると思います。
↓
氷山モデルで
一番大事な考え方は
「構造レベル」で変えることです。
今起きている
「構造」を変えなければ
「出来事」は変わりません。
出来事レベルに対処していては
また同じ出来事が起こります。
「もぐらたたき」の状態ですね。
今
政府がやっているのは
「出来事」レベルでの対策です。
確かに
緊急時には
これも必要なことです。
でも
どこかで「構造」を変えることを
やらなければ、いつまでたっても
出来事は変わりません。
「構造」を変えるのは
確かに怖いことでしょう。
言い方を変えると
今あるものを壊して
新しいものを生み出す行為ですからね。
どこかに
「痛み」を伴うことも
でてくると思います。
だけど
有事のときこそ
「構造を変える」ことに
着手することが必要です。
今のこの状況こそ
まさに「有事」の時です。
これから
日本がどういう行動にでるのか?
「構造」の変化に着手していくのか?
まさに
「重大局面」だと思います。
ご参考までに
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